意思決定がされていない仕事はいくらやっても意味がありません。意味がないと
いうよりは、ゴールにたどり着かないといった方があってるかも知れません。
その場で浮かんだことや、指示されたことを愚直にこなしても、それは仕事ではなく、
全長何キロあるコースかわからず、ただ走っているのと同じだと思っています。
そういった大半の無駄仕事は、その場仕事が生み出すものであり、意思が曖昧なまま
着手したことで生み出されると確信してます。
僕は、月、水、金の朝30分程度を使って、二日分の仕事のタスク洗い出しと、タスクを
どう進めればベストか、自分でやるべきか、誰に相談をすべきか、AとBのどちらを優先
すべきか、いつやるべきかなどのプランニングを必ず行います。できる人には当たり前の
話なのですが、これをやるかやらないかで、月で換算すると、数百時間分の生産性は
間違いなく変わります。業務が決まっている仕事であれば、もっと生産効率は上がります。
つまり、会社で良く管理される「タスク」の進捗管理はほとんど生産性につながらない、
三流の情報共有会。完了しました、未着手でしたっていう報告会は会議じゃないですね。
仕事の効率化は能力や経験の差だけじゃなく、もっと大きな意思決定を待ちを無くして
行うためにはどうするかを管理する「プロセス」の管理をしなくてはならないということ。
タスクに追われると言う人は、いつまでも追われます。それはこなしているから。
プロセスの意思決定ができないと、いつまでも追われます。経験や知識はいずれ、
タスクはもちろん、プロセスの自己管理ができるようになり、上長からの管理も少なく
なっていき、自分が部下の管理をするようになるために身につけるものです。
僕は月曜の7:00に月曜、火曜の予定やタスク、準備するもの、事前に相談すべきもの
アサイン、優先順位、今足りないもの、やるべきことなどをメモします。メールすべき
ものは事前に全部投げおいて、後はレスを待っている間に、次の優先順位の仕
事を進めています。以前は、自然と着手する前に頭の中で、当然行ってましたが、
最近は、タスクの量も質も大きくなったんで、あえてスケジュールとして行ってます。
ちなみに、出社前に行うのがポイントで、朝は割と自分で意思決定できないタスクの
意思決定をしてくれる上長やスタッフが捕まえられたり、朝投げておくことで遅くとも
当日中にはレスがくることが多いためです。要するに「待ち」を無くしたいからってところ
でしょうか。できる人ほどメールのレスが早いとか言いますが、多分マストの仕事は朝30分で
意思という"決着"をつけているからだと思います。上司が暇そうに見えているのもこの違い
なんじゃないかな。
僕も、新入社員の頃は早く帰りたいのに、「何で上司を待たないとならんのだ」と「残業した
のは上司の能力がないから」「会社が忙しすぎるから」とか思ってたりもしましたね。
自分が意思決定もできず、勝手に待ってしまっただけなのに、今となってはお恥ずかしい
限りです・・・。
先日、某大手の通信系企業に勤めている友人に、若手の教育管理で煮詰まったという
相談を受けました。知識やノウハウとして何が使える?ってな相談で、アドバイスをくれと
いう感じでした。
時間管理やら、手帳術やら、マーケティング、IT系の知識、資格など様々な体系化
されたノウハウが世の中に出てますが、全部が役に立ちます。逆に、全く役に立たない
場合もあります。
僕個人は経験、知識やノウハウ、調査や情報収集など頭にインプットするものは、基本
「意思決定、意思提案」の質とスピード化につながるかどうかが一番大事だと思ってます。
そして、その意思は"他人"に対して伝えられるものかどうかというのも、同時に考えます。
理由や根拠を持たず、意思もないコミュニケーションをいくら頑張っても、残念ながら
多くの企業で「止まっている」「何もしていないのと一緒」という評価になってしまう
のです。
ましてや新人は、ロジカルに考える意思を持たせない教育(ゆとり教育)を受けてきて
いるため、いきなりビジネスマンに必要ないろはを教えても無駄だと思ってます。
シンプルに意思決定のために知識は身につけるいうことを貫けばいいかなと。
昔から、新人であるほど「知識や経験を積まないと、進められない」と悟ったよう
なことを言いますが、現実は、経験が無くても、意思決定ができる、意思を伝えられると
いうことが、仕事であるというのをまずは徹底的に教えた方がいい気がすると友人に
伝えました。評価の差も意思決定や意思表示の質と量の差だって、教えたら?って。
技術営業が意思を決定し、伝えるには当然技術知識がいりますし、その質を高める
には、量をこなせるためのスピードアップノウハウや、管理方法が要ります。業務に
必要なソフトを使えるようになるのも、意思決定、提示するため手段に過ぎませんし、
ソフトを使って何を伝えるかという中身が大事なのも言うまでもありません。
大事なのは「ロジカルな意思」をどう決定し、どう伝えるかだけだと思います。
最近多くの書籍で出ているマインドマップも、その「ロジカルな意思」があるかないか
が、一目でわかるので、個人的に大変興味を持ってます。ちゃんとツリーや大項目、カテ
ゴリや関連づけなどされたマインドマップを作る人は、とても立体的で他人視点。
ちゃんとロジカルな意思を持っているなとそれを見ただけでわかる。一方で、ロジカル
な意思が持てていない、または持とうとしない人のマインドマップは、すべてが平面であり、
個人視点。マインドの無いマップは、「ウニ」の観察絵日記のようです。丸い囲みから無数
の枝が出ていて、分岐がない。相手がいない。5W2Hがない。
上司が管理教育し、部下が取得すべきはウニの観察絵日記からマインドマップを
描けるようにしてあげることだと思います。
どちらかの意見や要望を立てたら、もう片方は我慢してもらう、あきらめてもらう
というのが物事のセオリーかと思います。交渉や調整ってのは極端に言うと
それを意味しています。両方に納得の行く形に、調整するということの中身は、
どちらかに多少の犠牲を払ってもらうこととイコールです。
デジレントでは業務やプロジェクト進行を「止めない」ということを、ポリシーとして
持ち、プロジェクトに望んでいますが、止めないためには、どちらかの要望を
聞くならば、一方に我慢をしてもらうという大前提を理解し、調整の方法を決定、
実行することが不可欠です。
社内とクライアント、上司とスタッフ。いろいろな関係者が集まってプロジェクトは
成り立ってますが、クライアントの要望を受けるならば、社内のスタッフには当然
泣いてもらうしかありません。逆もしかりです。
経験の浅い人ほど、両方を立てるどん詰まりの調整を行おうとします。
それで止まることや時間がかかることが、結局社内外の印象を悪くしたり、
頑張りが報われない原因になったりします。
どっちを立てるのか。ケースバイケースで、決定できないならば、決定責任者に
聞けばよいですし、それすら実行できないのであれば、明らかにビジネス経験
不足かもしれません。
最近書店のビジネス書コーナーで「継続は力なり」のような書籍を多く見ます。
要するに一歩一歩確実に、無理なく進んでいき、それを続けることが勉強でも仕事でも
大事だということだと思います。当然その通りですが、僕の経験的にはまず最初一気に、
100歩進めるかどうかが、より重要だと思っています。
一歩一歩着実に歩むこと、その積み重ねや継続が力になるには、まず基礎を
100歩走りきってスピードをつけてからから行わないと、自分では一歩進んでいる
つもりでも、他者から見ると半歩や牛歩、または止まっているように見られること
が多いためです。
一歩一歩継続できる努力があるのであれば、初回は一気に100倍進むことなど訳ないと
思われますので、未知の分野やこれから学ぼうとする仕事などはスタートダッシュを
メインにおいて、進めるのはいかがでしょうか?その後の一歩一歩の継続が遅く感じる
くらいに、まずは持久力よりもスピードをつけることを進めます。
子供のPTAの会議に参加しました。何人かのお母さんに「会議が
進まず、困っている」とのことで、男手代表として参加してもらえないか
と言われたため、何ができるかわからないが、とりあえず行くことにしました。
参加者は30名弱。びっくりしたのは、僕以外にも10名近いお父さんが
参加されていたこと。会議議題は、2009年4月度以降の、
PTAの役割決めと、担当行事や体制について。参加者の中には
当然仕事を持っている人も多く、また参加者の個性も様々、目的も様々。
当然プランに対しての考え方も様々。子供の教育方針も様々。学校に
対しての親の関わり方も考えが様々。
当然、こんな環境の中で、会議進行係(役員さん)は、毎回
困ったり、泣いたり、かんしゃく起こして不満爆発させたりという感じのようです。
ましてや、普段仕事で会議慣れしているお父さんまでも相手にして、
みんなが賛同するプランを決めようという、八方ふさがりの会議進行を
するとなると、さすがに大変だろうなと出席していて思いました。
仕事以外のコミュニティに参加すると、多種多少な社会になったのだと
痛感します。が、実際仕事で培ったものが、応用できる=生きていくための
ツールになるんだなとも実感もします。
・わからない。困難にぶつかったら調べるか、相談
・どちらかの意見を立てたら、どちらかにあきらめてもらう
・交渉や提案、条件を入れる
・「理由は」「要するに」を意見に入れる
・参加者の半分が賛同してくれれば良いという気概でとりあえず意志決定
・予見する
・キーマンにはネゴをする
・ファシリテーションする
・すばらしい提案をするよりも、聞き出したり引き出したりするコーチングライクな視点
言い方は乱暴ですが、かつてより社会人経験があったり、それなりの学歴の
あるお母さん(女性)が、僕らの親の世代よりも多くなっているのは事実です。
また、個人主義者がとても多いと感じたのも事実。男性が女性化した意見を
言う(簡単に言うと過保護)のも多い。プレイヤーとしては、
ある意味やりがいのある会議でした。
そんな中で、うまく生きて行くには、こちらもそれなりのコミュニケーションツールを
持たないと、つぶれっちゃうってことですね。その被害は子供が結果的に受けることに
なりますし、親としてはいい学校作りのサポートをしたいと思いました。
うちのスタッフが「人生はディレクション」という名言を残しましたが、その通りだなと^^
公認会計士や、弁護士など、プロフェッショナル系の資格学校が不況の影響を
受けてか、流行っているみたいです。会社に属して何十年という時代が終わった
ことを表している象徴なのか、手に職をという姿勢が浸透しているように思います。
その中で各種大手の資格専門学校も多く見られます。僕らのようなWEB系、シス
テム系の学校も人気のあるセカンドスクールの一つです。
各種学校いろいろな資格取得を支援したり、様々なニーズにこたえるための幅広い
講座を用意していますが、特に目立つのが「1.5年本科生」なるもの。一年半で、
初学者でも、プロになれるというのがコースの最終ゴールで、実際に初学者からの
合格の方が、多いというような学校も多数あります。
僕も、人材採用を検討した際には、1.5年をベースに会社の思いとつながった
活躍ができるようなスキルを身につけてほしいと考えています。
安易ですが、まったくの未経験者でも1.5年勉強をすれば、弁護士だろうが、公認会計士
だろうが、なれる可能性があるという事実があるのと、一つの仕事を責任もって
担当できるくらいの能力は当然その中で、普通の人材だったらできるはずって
思っているためです。弁護士になれとは言いません。が、せめて会社から必要とされる
立ち回りやポジション、スキルを身につけることは最低限できるようになるために、
ありあまる期間だと思っているためです。
要するに想いや本気度。逆に1.5年やってダメだったら、ダメだし、さらに1.5年一層の
努力をできるモチベーションがあるかどうかってところが、仕事上でも一つ評価の軸に
なると思っているためです。
一年半は547日です。それだけの日数をかけても、何の兆しもない。取り組む前と
同じレベルの指摘を受けたりしているようでは、見込みがないと思われても仕方ない
ってところだと思います。逆にはじめの1.5年で、突っ走れるかどうかが、その後何年
先も突っ走らなくてよい基礎になると思っています。逆にどこに行っても同じって人も
残念ながら多くみます。とにかく500日強は突っ走れないとね。
僕の専門はマーケティングです。その中に「プライシング」という考え方があります。
要は戦略的に商品やサービスの価格を決めろという考え方です。価格を決める要因は
いろいろありますが、需要と供給は一番基本かも知れません。
プライシングの中で、マーケティングの考え方的には商品を値下げするなという考え方
があります。値下げではなく付加価値を買ってもらう提案や、行動をする。値下げは
マーケティングとしては逃げであり、自らの首を絞めることになるという考え方が、
割と通説だったりします。
が、実は不況下は全然違います。やはり値頃感や安さが売れるキーになる。
不況をチャンスに変える企業は、大胆に市場の求める相場観まで価格を落とせる
プライシング戦略をとれる企業だと見てきました。価格を抑えても、企業を維持、発展
できた企業が生き残っています。
最近同業の集まりや、懇親会に何個か出ました。
報道されているとおりの不況が、ネット業界にも来ているんだなと各企業の
担当者やトップと話していて思います。新しいサービスや既存ビジネスの見直しに
躍起になって頑張られているのは、当然感じましたが、一点だけ価格に
関しては、「値上げ」の戦略で臨んでいる企業がほとんどでした。
多分、値上げの戦略論が書籍などでも多いのと、不況をあまり経験していないこと、
値下げをして供給できる余裕や資産がないという現れだと思いますが、
相場を大きく外れた「誰が買うんだろう」「どうやって売れるんだろう」と思うサービス
をとても多く目にしました。自信を持って新規サービスの紹介をされていた社長
さん。初対面だったので言えませんでしたが、それ相場的に高すぎるし、クライアント
メリットもかなりぶれていて、素人目で見ても売れないです・・・。また、多分御社の
営業マンも相当な提案スキルを要求されると思うので、「ローラー営業」やるって言っ
てましたが、おそらく疲弊すると思います。優秀な営業マンから辞めちゃうかも。。
弊社は、今まで提供してきた
・コストパフォーマンス重視
・資産の流用
・無駄の排除
・時間コストの意識と合理化
・リピート顧客のケア
・予算に応じた支援
の一層の強化で、発展に邁進したいと思います。
弊社も、不況下に置かれていることは変わりないため、
当然こたつに入ってぬくぬくしている余裕はありませんが、
クライアントにせめて受け入れられる、支持されるくらいは
疲弊の対価として、フロントに携わるスタッフには与えたいと思ってます。
良くビジネス書籍(特に管理職向け)には、部下に「何で?」と言うなと書いてあります。
理由は萎縮したり、仕事が嫌になってしまうからだそうです。
僕は、個人的に「何で?」という言葉は、使いまくるのが当たり前だと思っていますし、
何でを言わない管理者はダメだと経験的に思ってます。
仕事上の意見や資料、提案すべてにおいて必ず理由とか根拠が求められるためです。
そしてその根拠や理由が「正しい」か「間違っている」かの判断が、いわゆる管理という
ことだと、大まかには考えています。根拠やそれに基づいた意志(提案)や決定(責任)
のないプロジェクトは、炎上しますしね。
常に理由を考えて業務にあたる。その繰り返しが業務のレベルやスピードを向上させます。
理由を引き出すには、「何で?」を使う。世界のどの言語でも共通の文法だと思います。
日本は先進諸国の中で、学力はそれほど低くないようですが、
決定的に他国から遅れている能力が「ディベート」や「自分の考え方の根拠を示せない」
「ロジカルに説明ができない」という部分だそうです。学生時代も「学級会議」なんて
ものがありましたが、先生すら「学級会議運営の手引き」なんてものに書いてある
発言例に沿っているかという基準で、会議コントロールをされてた環境で僕らは育った
わけで、当然そのスキルは低くなると思いますが、経団連に「学校は社会で通用する
人材の育成ができない。何をやっているんだ」と怒鳴られているのが現状。
思い出せば、英語の授業でネイティブの先生との質疑応答レッスンやってると、
質問に対しての答えを答えた後、「Because?」なんて、先生に「理由を述べ
なさーい」みたいに促されるシーンが結構あったなと。日本人の英語の先生には
あまり聞かれないよなあって。
いろいろ通用する人材の基礎ってあると思いますが、何で?という問いかけに、
理由をつけられるかどうかは、基礎中の基礎のような気がしますし、絶えず意志決定
を求められる社会人には、その決定材料(=根拠、理由)が大事なのは当たり前っすね。